708のHardstyleな生活

札幌でHardstyle DJとして活動する708のブログ。

【死ぬ前に一度は行きたかったDefqon.1 NLに行ってきた話】

【死ぬ前に一度は行きたかったDefqon.1 NLに行ってきた話】

 

(4日目までは帰りの機内で書いたため、多少テンションの違いがございますがご了承ください。)

 

どうも、708です。北海道でHardstyle DJ/オーガナイザーとしてイベントに出演したり自分でQOLD.1というイベントを主催してたりします。

 

Hardstyleを聴く人なら誰もが知ってるであろう「Defqon.1 NL」。実際行きたくても大変だし何よりお金が…貯まってからでいいや…死ぬ前に1回行けたらいいな……と僕は思ってました。

 

でもそんなんじゃいつまで経っても行けないで、もしかしたら仕事も休めなくなってその内家庭も持って死ぬ間際に「Defqon.1のためにオランダに行きたかった……」と思いながら死ぬのが目に見えたので半ば強引に金と休みを作って(今の職場に感謝!)行ってきましたDefqon.1!

 

 

【チケットの買い方】

3月の頭にQ-Danceのサイトでプレオーダーが始まるので、上司に一言「俺6月にオランダ行くんで休みください」と言ってから登録します。

そうすると前売りが始まった時にQ-danceからメールが届きます。(自分は迷惑メールフォルダに送られてきてたので気づかずにスルーしてしまった)

コンフォートとかなんかリッチな感じの過ごし方をする人はこれをやらないと一般の時には売り切れてたはずです。

自分はメールをスルーしてしまいましたが、一般販売で1番安い「テントを会場で借りて自分で設営するやつ」にしました。半分サバイバル気分です。また、オプションでDefqon.1の会場までの送迎も付けられます。スキポール空港か、アムステルダム中央駅からのがオススメです。自分は行きも帰りもとりあえずアムステルダム中央駅にしました。送迎と通し券で125€くらい。マーチャンダイズ(物販)も付けて175€でした。そうするとしばら〜〜くしてから「これを印刷しろ!お前のチケットだ!」みたいなメールが来るので印刷します。

※「これを印刷しろ!」メールは他にも2件送られて来るので合計で3枚印刷して行くことになります。

チケットの購入はこれで終わり。支払いはカードです。

 

 

【航空券の買い方】

これはあくまで初海外旅行の自分のやり方なのでオススメは出来ませんが、とりあえずエクスペディアで検索して日程とかが良さげなものを選びました。ちなみに自分の日程は6/22(金)

    7:55新千歳発

              9:30成田着

              10:30成田発

              15:30ヘルシンキ

              16:50ヘルシンキ

              17:50スキポール着

6/27(火)11:55スキポール発

               12:55ヘルシンキ

               13:55ヘルシンキ

6/28(水)08:50名古屋着

               13:15名古屋発

               14:55新千歳着

という感じで、¥125,800-。1ヶ月前くらいに取ったのでもっと安くなると思います。あとどうせ行くなら機内でハードスタイルが聴けると噂のKLMもいいと思います。FINNAIRは中国のエレクトロハウスとかが聴けました。(自分は音楽は聴かないでMAD MAXを観てた)※帰ってから気づいたけどマイルを貯めておけばよかった…。

 

【宿の予約】

これもエクスペディアで適当にアムステルダム中央駅に近くてドミトリー(共用部屋)じゃないとこを探して選びました。アムステルダムにはDefqon.1に参戦するために世界中からWEEKEND WARRIORSが集結してるため安い宿はすぐに無くなります。自分が探し始めた1ヶ月じゃ話にならないので割り切って「せっかくの旅行だしちょっと良いとこ泊まろ〜」と思って1泊95€(1万ちょい)のところに泊まりました。

 

【その他の準備)

とりあえずパスポート。それとオランダの旅行本を3冊買いました。あとはコンセントの変換プラグ(Cタイプ)と旅行用のコの字の枕、非常用のペラッペラの銀紙で出来たようなシェルフ(寝袋)くらいです。今思えば舐めてた用意でしたがそれは後ほど。

 

【DAY1】

「帰りに物販めっちゃ買って来るし荷物減らしてこ〜」という具合で普段道外に遠征するときと大して変わらない荷物量で出発。初めての出国審査も何事もなくパスし、FINNAIRに乗って10時間のフライトでフィンランドヘルシンキ空港に到着。機内食は割と日本に食べてるものに近く、どれも美味かったです。

 

ヘルシンキ空港はめっちゃ北欧デザインって感じでスマートで洗練された空間で、乗り換えの時間も楽しく過ごせました。カフェも出発ロビーだけで6件くらいあって内装もかっこよくて「全部周りきれねぇ…」って感じでした。珈琲は北欧なので浅煎りでした。

 

ヘルシンキ空港を出発してスキポール空港へ。念願の初オランダ!絶対に入国審査で「俺はDefqon.1に行くぞ!」って言ってやる!と思い観光本の指示通りにarrpasportの表示に向かって歩くと入国審査官っぽい人が!そしてパスポートを出して「Defqon.1に行くぜ!」と伝えると「もうお前は入国審査終わってるからあっちの階段降りてね」と冷たい反応をされました。同じEU圏内からの乗り換えだと入国審査は要らないみたいです。ショック…。

オランダに着いたらまずWi-Fiを使えるようにしたかったのでinformationのお姉さんに「Wi-Fiのレンタルできるところってありますか?」と聞くとめっちゃニコニコされながら「や、何言ってるか全然分からないけどとりあえずそこのSIMカードの店じゃなくて?」みたいな返事をされたのでその店に行ってSIMカードを買おうとするも俺のスマホSIMフリーじゃなかったらしく買えませんでした。

「うわまじ死んだこれ…」と思いながらもその場を離れようとすると受付のエキゾチックな顔立ちのお姉さんが「あなたどうやってアムステルダム中央駅まで行くの?」と聞かれたので「電車で行くよ」と言うと「バスの方がbetterよ」と。「バス乗るのムズイし絶対電車っしょ!」と思いながらも「Thanks you」と伝え電車に向かうと入口が赤白のバーで塞がれてホームへ行けなくなってました。「うそやろ……なんで乗れへんねん……」とスタートから挫折しそうに。この先WiFiを使えないのが確定してたので空港のめっちゃ不安定なWiFiを何度も繋ぎ直しながら宿泊先と行きたいところを観光本の地図にマーキングし、Amsterdam centraal zuid行きのバスに乗車。CS(中央駅)の表示がなかったけど「アムステルダム中央駅の南口とかに着くやろ」と思ったら中々行き先が怪しく、運転手のワイルドなお兄さんに「アムス中央駅に着きますか?」と聞くと「今走行中だから座ってて」みたいな事を言われ、そのまま乗ってるとアムステルダム中央駅から15km程南のアムステルフェーンの駅に降ろされました。「15kmだと実家から大学くらいだから歩いたら日付が変わる前には着くかな…」と途方に暮れながらも北に向かって歩いてると偶然アムス中央駅行きのバス乗り場を発見し「やっぴー!」と乗車。車内ではWiFiも使えて超快適!そしてやっと中央駅に到着!

そこから早速本日の宿探し。一泊1万もするし、きっと分かりやすい建物なんだろなぁと思って近くを歩くもそれらしき建物はなく、全てオランダの伝統的な建物が並んでます。しばらく歩き回って宿を発見。入口はお店の隙間にとりあえず作られたような小さいドアと簡単な看板だけ。オランダのホテルは3つ星でもない限り独立した建物がある訳ではなく、お店とお店の間の小さいドアを開けて二階に登ってくスタイルみたいでした。

フロントのベルタースオリジナルを食べてそうなお爺ちゃんにチェックインをお願いすると「お前の部屋は#405で、ここはダム広場です」といきなり観光近を指差すお爺ちゃん。「え、俺の部屋ここ?」とダム広場を指差すと「そうです、ここはダム広場です」の一点張り。オランダではフロントとは別に部屋が別のところにあるんやなぁとか勝手に考えてダム広場を歩き回るも全く見つからず。チェックインの時間ギリギリまで粘るも諦め、とりあえずフロントに戻って「俺の部屋どこ?」と聞いてもダム広場の説明ばかり。10回くらい聞いてやっと「あなたの部屋はここです」と今いる位置を指差してくれました。「バイオの同じとこ何回も調べないとアイテム見つからないやつやんけ」とか思いながら部屋に行くと狭いけどいい感じの部屋でした。ホテルのWiFiを貪るように拾い、ちょっと仮眠を取ってから1:00頃にMelkwegと言うクラブへ。Defqon.1 2017には出演しませんでしたが、みんな大好きメロディーマンことFrontlinerが出演するパーティーが開催されてました。

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初めての海外のクラブ、しかも深夜街を歩くと日本人だし秒でスラれるんじゃ…と不安でしたが、全く不審者はおらずクラブも世界中から集まったHardstylerがキックに合わせながら拳を振りかざすいつもの楽しいクラブでした。ただ日本と違ったのはRawstyleとReverse bassがかかったときの盛り上がりの違い!さっきまで疲れてそうなヤツもRawのキックが鳴ると何事もなかったかのように力強くhakkenを踊り、Reverse bassが鳴るとほぼ100%ヘイホーコールが起きてました。今まで日本で色んなパーティーに参加してきましたが、本国でRawがあんなに受けてるとは思いませんでした…。まじでカルチャーショック……忘れてたけどHardstyleだって「Dance music」だよな…確かにめっちゃRawって踊りやすいなぁ……とか色々考えました。あと酒の種類が豊富でなんちゃらIPAとかも飲めてまじで最高でした!高かったけど!

そんなこんなで3時くらいに帰る予定がFrontlinerが楽しそうにB2BしたりめったにやらないHardcore set(〜2009年くらいのNustyle gabba,Millennium Hardcoreらへんをやってた印象)を聴いてるとあっという間にcloseの5:00になってました。日本から来てた仲間も殆ど帰ってたっぽいです(全然気づいてなかった)

酔いつぶれてる客は見かけませんでした。

 

早朝のアムステルダムは綺麗でのどかでした。朝からチャリンコに乗ってる人は多かったです。

 

【DAY2】

ホテルに戻って寝て、10:00くらいに起きてチェックアウト。フロントが別のお姉さんになってて行き先を聞かれたので「Defqon.1」と言ったら何それ?って顔をされました。チケットを見せるとめっちゃ遠いやん…って顔をされました。

 

適当にカフェを見つけてよくわかんないヘルシーなサンドイッチ(薄いトーストにアボカドのソースと1/2にカットした黄色いミニトマト、上に謎の野菜とパンプキンシードとコリアンダーが散りばめられてた)とラテを飲み、適当なパン屋でピザをテイクアウトして食べながら送迎バスの時間まで散策しました(気取って橋の上でピザ食ってると色んな人から見られた)。街中の至る所にDefqon.1のグッズを身につけた人がいて、こんなにおるんや…と驚きました。あるグループに「Defqon.1行くの?俺も行くぜ」っ言うとよく分からない返事をされたけどきっと悪い事は言ってないでしょう。

 

途中WiFi乞食でスタバに寄りましたが、カップにNaoyaと書くと読んでもらえず「Naoyakatabulyaa~~」とめっちゃ適当に呼ばれて店中の視線を集めました。Wifiは使えませんでした 

 

そして集合時間の14:00。乗車場所であるバビゾンホテルにはHardstylerが集結しており、同じく日本から来てたらんちぇんさんとMah!roくんもいました。

Defqon.1までのバスの車内は常に誰かが勝手にHardstyleを流しており、今年のanthemである「Victory forever」が流れると皆「Victory forever...」や「Def....qon....1....」と口ずさんでました。

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途中やばい渋滞してたのですが、なんかオランダでは反対車線を逆走しても良いのか(?)20台くらい追い越しして無理やり渋滞を進んでる車もいました。バスも一瞬それっぽい事をして後ろの席のイタリア勢が「bravo!」と盛り上がってたのですがちょっと進んで終わりました。結局2時間くらいかかった気がします。

 

そしてやっとDefqon.1に到着!!!やばいバスの量!!そしてどこからでもHardstyleやFrenchcoreが響いてくる!なんじゃこれ!Defqon.1にはお客さんがスピーカーとか持ち込んでくるのですが、中には二人掛かりで運ぶようなでかいシステムを持ち込んでるヤツらもいました。(しばらく会場のスピーカーの音だと思ってた)俺は早速真っ赤なDefqon.1テントとマーチャンダイズのキャップとポスターとリストバンドを受け取り、入場列へ。20〜30分並んで荷物検査を受け入場!しかし地図が全く分からないのでとりあえず列に着いて行くことに。するとキャンプサイトに着きました。キャンプサイトは1〜6まであるのですが、数字が若い方がステージまで近いのですぐに埋まります。自分が行った時には3くらいまではほぼ埋まっててまじでテントテントテントテントテント......。どこも立てる場所ないやん…つら…と挫折しそうになりましたがしばらく探してキャンプ2のフードコート寄りのテントの隙間に設営しました。現地の人たちは基本仲間達と来てるので一つの男女グループが10人とかそんな感じの中、隙間にアジア人が1人でテントを立てるのは中々寂しかったです。そして設営を初めてから、ペグを打つハンマーを忘れた事に初めて気づきました。確かネットのページには「ペグを打つ道具だけは持って来てくれよな!」みたいな事が書いてたのですが、チケットには書いてなかったのでスルーしてました。めっちゃ焦りました。最初は素手で刺さるとこまで刺してたのですが、あまりにも通路が狭いので通行人がロープに引っかかって抜けたり、風もそこそこあったので帰って来たらテントが無いのも嫌だったので近くの若い兄ちゃんに話しかけました。拙い英語で「すみませんハンマーを貸していただけないでしょうか…」と言うと「今使ってて貸せないよ」とか、英語を理解してもらえなかったりで結局借りる事が出来なかったので手持ちのモバイルバッテリーでペグを打ちました。充電する以外にも使えるんすね…持って来ててよかった。

 

そしてテントの準備も終えてとりあえず散策。パンフレットみたいなのを貰おうとしたのですがどこにもなく、スタッフに聞くと既に無くなったとのこと。入場時は地面に腐るほどポイ捨てされてたのにみんな拾われて初日は手に入りませんでした。マーチャンダイズは最初はキャンプ1で売られていました。全てのグッズが売られていると思ったら全然種類が無く、とりあえず良さげなものを買いまくったら会計後にスタッフのお姉さんから「この後20:00からBlack stageの方で物販があるからそこにいけばあると思うよ」と教えてもらいました。会計前に教えて欲しかった…。ちなみに会計はカードでいけます。ICチップが無くても使えます。そして€をDefqon.1内での通貨であるTAKEN(トークン)に交換。€10で3.5TAKENです。日本円にすると1TAKENで380円とか。トークンはかなり使うので€60とか€80とか最初に交換しちゃった方がいいと思います。ちなみにここはICチップのないカードは使えませんでした。※初日の夜Black stage横のTAKEN交換所にICチップが無くても大丈夫なTAKEN交換機が出現するのですが、何故か初日で消滅。

Black stage側のマーチャンダイズはメインらしく、品揃えもよく行列もエグい。ただ人気の物はサイズがなくなっちゃうのでTTと相談しながら早めに買った方がいいと思います。(自分は初日に物販は済ませた)

 

初日の夜「gathering」は20:00からスタートし、Blue、Black、Yellow、The Big Chillで開催。BlueではWildstylez、Bass Modulators、coone、Noisecontrollerz、Zazafrontがプレイしてました。

日本ではめったに観ることが出来ない外タレがずーーーーーーーーーーっと続くので感情のリミッターは早くも爆発してしまい「幸せ…」としか思わなくなってしまいました。来る前はもっと「イェーイ!!!楽しー!!!」ってなると思ったのですがもう「あっ……楽しい………」って感じです。何万人というお客さんが皆Hardstyleを歌い、hakkenなどを当たり前に踊っている空間にいれることがただただ幸せに思えました。そんなフワフワした感情で初日は終え、小雨の中テントで持って来たペラッペラの非常用シェルフで寝ました。いつも人ん家では床で安眠できるタイプだし、クラブの床でも数々の爽快な朝を迎えて来た自信があったので床が芝生が生えてるだけでフカフカという感覚だったのですがめっちゃ寒い。気温は分からなかったですがめっちゃ寒いし湿ってる。物販で買ったジャケットや後は洗濯するだけのTシャツで無理やり暖を取って寝ました。しかし非常用シェルフ、通気性が全く無いんですね。湿気が内側にこもってそれが冷えてもう地獄でした。これで後数日過ごすのを考えると先が思いやられるので考えるのをやめました。ちなみに深夜でも所構わずHardstyleやRawstyle、frenchcoreが鳴り響いてて最高でした。あとオランダ人は常になんか叫んでました。

 

【DAY3】

朝起きるとシェルフがひんやりしてましたが気にせず朝飯をフードコートで済ませ11:00からRed stageでTNT!その後Phuture noise,Demi kanon,Ghost in the mashine,Sound lush,Galactixx,Adrenalize,Devin wild,Cyber,Audiotricz,Counterstrike,Insidious&Udex,Powerhour,Anime,Theo Gobensen,Dr.Phunk,Art Of Fighters,Miss K8,Ran-D,Max enforcer,Panic,Ruffneck,Titan,Adaro,Toneshifterz,Brennan herat&Zatox,The outside agency,Activator,Da tweekaz,Andy svge,Detest,Rebourne,Atmozfears,Dolphin&Bryan fully,Audiofreq,そしてEndshowという流れでした。会場が広いのでこれだけの人数を見ると数曲聴いて移動って感じだったので次行くとしたらもう少し絞りたいです。最初から最後まで聴いてたのはAudiofreqぐらいでした。Theo gobensenがなんかよく分からん日本語ボーカルの曲を流しててめっちゃ気になったのと、Rebourneも「こんにちは」って声ネタの入った曲を流してました。あとよく分からん日本語ティシャツを着てる外人もぼちぼち居ました。

会場はもうどこにいても人人人で、外人は大体グループで動いてるので輪になって音楽を楽しんでる様子でした。そして女の子も当たり前にHakkenを踊る踊る。酒もみんなでガンガン飲むし男女でイチャイチャするのは当たり前なんだけどちゃんと音楽は聴いててDJの煽りにもすぐ対応。歌詞もメロディーも完璧に歌えてまじでやばい。日本だとどっちかに偏ることが多いので…。しかも男はみんなムキムキで男女問わずタトゥーは当たり前。(Magentaの前でその場でDefqon.1のロゴのタトゥーを掘ってくれるブースがあって一瞬入れようか迷ったけどどこに入れたらしっくり来るか分からなかったのでやめました。)

あとHakkenガチ勢はファッションですぐに分かりました。スキンヘッドで丸メガネ、ダサいジャケットに派手なジャージパンツを着てれば120%そいつはHakkenがやばい上手い。そして女の子も上記のような格好や黒の短いタンクトップを着てる子とかがめっちゃhakkenが上手い。もうキレッキレでめっちゃかっこよかった。初日はそんな感じで回ってたら足腰が限界に達してしまったのでアフターには行けずに寝てしまいました。アフターでMagentaでやってた若手大集合的なやつが見れなかったのが悔しい…。この辺の話は他に観てた人に聞いてください。

 

【3日目】

相変わらずヌルッと冷たいシェルフで起床。若干体調を崩してたので起きたのは12:00くらいでした。(The final terror sitdawnとEarly rave work-outの感想は他の人に聞いてください…。)手持ちのTAKENを節約するために日本から持ってきたカロリーメイト(フルーツ味)を食べ、Delete,Geck-o presents the hunkycat,Pat B,Sub zero project,Tweekacore feat.Darren styles,Audiotoricz&Adrenalize,Switchtechnique,Wasted penguinz,を回ってその後のLegendsに備え一回テントに戻ってパブロンを飲み、Gunz for hereを観ていよいよ最後のRed stageに向かいました。もう人がエグい。めっちゃ広いRed stageも満員です。そしてDefqon.1 Legends,15 years of Defqon.1,Endshow。今年もHeadhunterzが戻ってきたり(生で見れて良かった!めっちゃ楽しそうにしてた)、絶対来ないと思ってたShowtekが登場したりと会場は大騒ぎ!(Showtek曲作ってくれー!頼むー!)15周年的な流れもあってか懐かしい曲やReverse bass系の曲が多くて、あっという間の3時間でした。目の前にいた男女グループの中でAvicii似の女の子が彼っぽいのと最初は揉めてたんですが、終盤に近づいて曲が段々エモくなるにつれて仲直りし、最後は見つめ合って抱きつきながら踊ってたりとまじでMVじゃんこれ…って思うような出来事もありました。

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そしてテントに戻って就寝。帰り支度を始めてるやつを見ると切なくなりました…。

 

【4日目】

朝起きてテントをたたみ、最初は持って帰ろうと考えてたのですがやっぱりデカイので置いて帰りました。キャンプサイトを歩いてると2日前に支給されたばかりなのにボロッボロに切り裂かれたテントがいくつもあって、どんだけ騒いだんだよ…とか思ったのですが後から聞くとどうやらテントのロゴの部分だけ切り取って持ち帰る人が多いみたいです。その発想はなかった…。そしてバスに乗ってアムステルダム中央駅に出発!のはずでしたがどのバスに乗ろうとしても「お前は私のグループじゃないから乗せないよ」と言われ、約束の11:00を過ぎてもバスに乗れませんでした。印刷した紙だけではダメらしく、英語が話せる他の外人もこれで弾かれて途方にくれてる人がいました。うわまじ死んだこれ…帰れねぇじゃん…詰んだ…死……と諦めかけたのですが、あるバスの運転手が「このチケットはあっちのシャトルバスだよ」と教えてくれ、天にも登る気持ちでバスに乗りましたがアムステルダム中央駅ではなくフェス会場にほど近いDronten駅に降ろされました。一緒に帰る予定だったらんちぇんさんとMah!roくんと唖然としたのを覚えています。俺がQ-dance travelに払った€はなんだったのか…。そんな事を考えてもしゃーないので駅に一つしかない券売機に45分並んで切符を買ってアムステルダム中央駅へと向かいました。自分が買い終わる頃には更に列が伸びていて90分以上は並んでたと思います。ディズニーシーだったらレイジングスピリッツなら確実に乗れます。

 

そんなこんなでやっと中央駅に到着。一旦2人とは別れてホテルにチェックイン。この日のホテルはダム広場の王宮のすぐ隣というリッチな立地でした。窓を開ければすぐ王宮…これで1万ならいいかなーという感じです。部屋は屋根裏って感じで凄く狭かったですが逆に雰囲気があって好きでした。

そして2人と木曜日の夜にMelkwegで会って以来の100%リバ男ことりゅうくんと合流して、4人でアムステルダムを観光しました。スペアリブを食べたりハイネケン エクスペリエンスに行ってハイネケンになったり、Mah!roくんがオランダに住んでた知人からオススメされたピザを食べたりハンバーガー食べたりハイネケン飲んだり…。最高の最終日でした。2:00くらいにホテルに帰って就寝。フカフカのベッドが有難い。

 

【DAY5】

楽しかったオランダも最終日、朝起きてすぐアムステルダム中央駅からスキポール空港に向かいました。ホテルの朝食を食べる時間がなかったのが若干後悔…。駅から空港には電車で一本で着きます。何番線かは駅員さんに聞いたら教えてくれます。「スキポール空港で最後にお土産を買って帰ろ~」としたらなんとカードが使えない…。ちゃんと先月の支払いはしたはずでは…職場になにも買っていけない…辛…。店員さんもめっちゃ必死にカードを何回も試すのですが全く反応せず…。なんとか空港のWi-Fiを拾ってカード会社に問い合わせるとまさかの限度額オーバー。自分のミスで先月の支払いができてなかったみたいでした…。まじか…。でも止まったのが空港だったので日本に帰ることはできるのでラッキーでした。ほんと駅とかで止まってたら手持ちのユーロも全くなかったので野垂れ死んでた…(笑)スキポールからヘルシンキに行くときに飛行機に乗ろうとしたら何故か止められて、凄い英語で説明されて全く理解できなかったのですが「Can you speak English?」と聞かれて「A little.」と答えた時の「こいつ少ししかしゃべれないのによく来たなおい」って感じはやばかったです。僕とは別の日本人の方も止められててなんかあったんですかね。その後はお金も使えないので淡々と飛行機に乗って一旦名古屋まで帰りました。ほんと日本に帰ってきた時の安心感はやばかった。Twitterできるし日本円使えるし言葉通じるし…よく海外に行ってた人が帰国して日本食食いたいってのをイメージしてましたが、僕は全くそんなことなくハンバーガーを食べました。でもハンバーガーも日本とオランダではサイズと値段が全然違うので個人的には「日本で食えるものは全部日本食」って感じでした。ほんと日本は安くて旨いものが出てくるなぁ…と。そして昼くらいに新千歳に飛んで帰宅。その日はゆっくり休養…はせずにすぐに準備をして大通公園でやってたベルギービールフェスに行きました(笑)

 

【オランダ関連まとめ】

・観光ブックに必ず「飾り窓地区は治安が悪いから行くな」とあるが、実際深夜に一人で行っても全く危ない目には合わなかった。(迷ってたら行ってしまった)

・カードはICチップが付いてるのが当たり前みたいで、スライドするタイプのは使えなかったりスタッフも使い方がわからない人が多かった。

Wi-fiは出国前にあらかじめ国内で借りてから行ったほうが良さそう。

・拙い英語だとほとんど伝わらない。

Google翻訳オランダ語に弱すぎてほとんど使えなかった。

・ホテルの入口が狭くてわかりづらい。

・みんなまじで背が高い。女性も自分と同じくらいの人(178cm)が当たり前にいる。

・ハゲてる人めっちゃいる。

・コンビニくらいの感覚でcoffee shopがそのへんに普通にある。

・アジア人がまじでいない。

・飯は日本とそんな変わりなかった気がするが、ビーガン用のメニューが常設されてるところが多かった。

・街並みがめっちゃ綺麗だし、お店がずーっと続くので歩いてて飽きないしまた行きたい。

・CDショップは一件も見かけなかった。やはり海外ではストリーミングが主流なのか。

 

【音楽関連まとめ】

・イベントのせいもあってか海外のクラブの治安はとても良く、普段僕らが行ってるクラブと何ら変わりはない。

・クラブのトイレに2€でコンドームが売ってる。(買おうとしてお金を入れたけど売り切れで金だけ吸い取られた。)

・日本と決定的に違ったのがお客さんの動きとRawの受けの良さ。お客さんは基本的に常にHakkenしてて、首だけでリズムをとる人とかはほんと少なかった。Rawstyleはまじで人気で、キックが一回鳴っただけでみんな生き返る。

・DJめっちゃうま男とかは特にいなかったので、ここは国内のDJは自信持っていいと思った。

・ミックス中に歓声を上げる人はほとんどいなくて、だいたいブレイクとかドロップに入ってからお客さんは反応してた。改めて国内のガチ勢の反応の速さを実感。

・Psystyleの人気が想像を超えていて、ほとんどのアーティストがかけていた。Sub zero projectのThe projectは何回聴いたか分からない。

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・よく聴いた曲はThe projectやZombie,The paradoxとかThe unknownなど。あとヘディの楽曲もよく聴いたなぁという印象。

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・trapとかbass系の「hakkenが踊れない曲」が流れるとお客さんがはける。

・シャッフラーは現地でも一目置かれていた。かっこいい。

・YellowのFrenchcore勢がいつ見ても高速でhakkenしてて猛者感がハンパなかった。

・寝袋は現地のカウンターで大人しく借りたほうが快適だから次行くときは絶対そうする。

・ひとりで行くならテントが事前にセットされてるプランが良さそう。(周りもそのプランの人が集まってるので肩身の狭い思いをしない)

・1TAKENで借りれるシャワーはその辺にパンツとか捨てられてて程よく荒れてる。あとぬるい(笑)

・フェスなのに朝は洗面所で男がバッチリ髪型を決めてて見習わなければ…と思った。

・日本じゃ滅多に見ることが出来ない200万くらいするエスプレッソマシーンが普通に置いててテンションが上がる。

・NerozのPinsir(英語でポケモンカイロスのこと)がかかるとみんな両腕を上げてカイロスっぽい動きをするのがまじで圧巻。

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・ほんとDefqon.1にはRan-DのZombieを合唱しに来てるんじゃないかってくらいみんなZombieが好き。

・パンフレットはすぐなくなるので拾ってでも手に入れたほうがいい。

・空のペットボトルに無料で水を入れてくれるところ「TAP WATER」があるので容器を持っていくか、なくても2TAKENでDefqon.1仕様のオリジナル容器がもらえるのでまずはGETしといた方がいい。

・靴は思ってたより汚れなかったので、お気に入りを履いていってもいいと思う(天候による)

 

【めっちゃまとめ】

今回の旅でRawstyleに目覚めてしまったのと、改めて海外のアーティストが「日本のシーンはいいよ」と言う理由がわかった気がするので本当に行ってよかった。昔から英語が苦手で、数年前まではひとりで海外旅行なんて考えたこともなかった僕をオランダまで導いてくれた「Hardstyle」には感謝です。

それと声を大にして言いたいのは「日本のシーンは決して遅れてはいない」ということです。普段からyoutubeを観たりpodcastを聴いたり、近くのHardstyleが流れるパーティーに行けば実際に現地に行っても楽しめます。改めてローカルDJの役割というか、ありがたみを感じました。(海外の情報、新譜等を追って日本に持ち込んでくれるDJっていう存在はやっぱかっこいいなぁ~と。)

本国と日本の違いは、「Rawstyleがもっと認知されれればなぁ~」というのと、「みんなhakkenしないな~」くらいです。これに関してはめっちゃ大きい規模で実際にRawstyleを聴いて踊って「やべぇ」って思うのが一番いいと思うので、とりあえず海外のフェスに遊びに行きましょう。

 

※個人の主観ばっかの内容なので「ここ違うよ!」とかあったらコメント欄に補足お願いします…!